弧度法に換えても回転は変わりません。四分の一回転は90°ともπ/2ラジアンとも表せます。同じ回転を別の数で記録しただけです。2ラジアンは四分の一回転より少し大きな角で、2°はごく小さな角です。単位を混ぜず、数の横に単位を書きましょう。
ラジアンは弧と半径の長さを結び付けます。この記事では半回転とπの関係、両方向の変換、正確な値と近似値、負の角、弧の長さを扱います。工房の写真は車輪やひもによるイメージであり、縮尺どおりの図ではありません。写真を測って答えを求めないでください。
例題は紙で解けます。小数が必要なときだけ普通の電卓を使い、まず大まかな回転を描きます。角度設定が違えば別の問題を計算してしまいます。角の大きさ、向き、長さを別の方法でも確認し、なぜ答えが条件に合うか説明しましょう。


弧度法は円弧と半径の比で決まる
半径rが正の円で、弧の長さをsとすると、対応する中心角の弧度法による値はθ=s/rです。弧と半径が同じ長さなら1ラジアンです。同じ円では弧が長いほど中心角も大きくなります。金沢工業大学の資料もこの比から定義しています。何と何を比較するか、言葉でも確認しましょう。
sとrの長さの単位をそろえます。弧12 cm、半径8 cmならθ=12/8=1.5 radです。0.12/8ではメートルとセンチメートルが混ざり、100倍ずれます。長さの単位は割り算で消え、radは角度であることを示します。定義に使う弧は曲線に沿う距離であり、端点を直線で結ぶ弦とは違います。

一回転が2πなら、半回転はπになる
円周2πrを半径で割ると2πなので、一回転は2πラジアンです。同じ一回転は360°です。両方を半分にすれば180°=π radになります。普通の数としてπ=180と書くのは誤りです。πは約3.14159であり、この等式は同じ角度を異なる単位で表しています。
弧と半径を両方2倍にしてもs/rは変わりません。そのため小さな時計と大きな車輪で同じ中心角を扱えます。半回転はπ、四分の一回転はπ/2、一回転は2πラジアンを基本の目印にします。1ラジアンは180/π度、約57.3°で、πラジアンとは違います。

度からラジアンへは、度の単位を消す
度数法の値dにはπ rad/180°を掛けます。度が消えてラジアンが残り、θ=dπ/180です。150°×π rad/180°=5π/6 radとなります。先に150/180を約分します。150°は90°と180°の間なので、答えもπ/2とπの間になるはずです。5π/6はその範囲に入ります。
24°でも24π/180=2π/15 radです。一回転の割合24/360=1/15を2πに掛けても同じになります。もし15π/2なら換算係数を逆にした可能性があります。小さな角が単位を変えただけで何回転にもなることはありません。先に大きさを予想すると、分数の向きのミスを見つけやすくなります。
ラジアンから度へはπの有無に注意する
弧度法の値tには180°/π radを掛けます。(7π/6) rad×180°/π rad=210°です。πを消して180/6から計算すると簡単です。7π/6はπより少し大きく、210°も半回転を少し超えます。同様に3π/4 radは135°です。変換しても符号や回転数は保たれます。
ラジアンに必ずπが含まれるわけではありません。2 radは360/π度、約114.59°であり、360°ではありません。2はπ/2とπの間なので90°と180°の間になります。0.8 radなら144/π°、約45.84°です。180だけを掛けられるのは、すでにπが約分で消える場合に限られます。
正確な値と近似値を分けて書く
5π/6 radは正確な値です。πを3.14にしたり丸めたりすると近似値になり、≈を使います。5π/6≈2.618 radは小数第三位までの近似です。途中で丸めた誤差は、後で大きな半径を掛けると広がります。分数とπを残し、最後に電卓のπで小数を求めましょう。
答えの形式は問題文に従います。正確な値ならπを残し、測定なら指定された桁数に丸めます。45°は一回転の八分の一なのでπ/4 rad、60°は六分の一なのでπ/3 radです。これらと単位円の座標、正弦、余弦の関係は三角法の視覚的ガイドで深められます。単位を途中で混ぜないことが土台です。
負の角は回転の向きを表す
始線を横軸の正の方向に置き、反時計回りを正、時計回りを負とすれば−60°=−π/3 radです。負の長さではなく向きのある回転を記録しています。対応する短い弧の普通の長さを求めるなら、角の大きさである正のπ/3を使います。回転量と距離を区別しましょう。
2π radまたは360°を足し引きしても終辺は同じです。−π/3と5π/3は差が2πですが、回転量は違います。450°は5π/2 radであり、π/2へ減らすのは一回転内の代表角を求める場合です。指定された区間や回転数の情報を、換算の途中で勝手に取り除かないでください。

弧の長さの式にはラジアンを使う
θ=s/rを変形するとs=rθです。この簡潔な式では、θをラジアンで入れます。半径9 cm、中心角80°の円弧を考えましょう。まずθ=80π/180=4π/9 radへ変換します。次にs=9×4π/9=4π cm、約12.57 cmです。80をそのまま掛けると720 cmになり、円周全体の18π cmよりはるかに長くなります。この一部の弧の条件には合いません。
別の方法では、一回転に対する割合が80/360=2/9なので、弧は(2/9)(18π)=4π cmです。両方が一致しました。逆に、弧が15 cm、半径が10 cmならθ=1.5 radで、約85.94°です。弧は曲線に沿った長さであり、端点を結ぶ直線の弦ではありません。また、半径と直径を区別し、長さの単位をそろえます。直径18 cmが与えられたら、式に入れる半径は9 cmです。数字を代入する前の読み取りが、公式の選択と同じくらい重要です。
電卓のDEGとRADを確かめる
DEGとRADは、三角関数に入れる数の単位を決めます。sin(30°)ならDEGで30、RADでπ/6を入力すれば0.5です。RADでsin(30)とすると30ラジアンの正弦で、約−0.988です。同じ入力数字でも別の角を計算していることに注意してください。
設定はDEGのsin(90)=1、RADのsin(π/2)=1で試せます。150°から5π/6への換算は四則演算だけなので設定に依存しません。三角関数や逆三角関数を使うときは入出力の単位を確認します。逆正弦などの主値は全解ではないため、問題の区間と元の条件も確認してください。
変換と検算を自分で一巡する
三問を自分で解きましょう。225°をラジアンへ、11π/12 radを度へ変換し、半径6 m、中心角120°の弧の長さを求めます。初めの単位を消す係数を選び、πを残して約分します。225°は半回転と四分の三回転の間、11π/12は半回転の少し手前です。最後の弧は円周より短いはずです。計算前の予想と照合してください。
確認結果は5π/4 rad、165°、4π mです。長さでは120°=2π/3 radより6×2π/3=4πとなります。一回転の120/360=1/3という割合を円周12π mに掛けても同じです。合わないときは最後の数字を直すのではなく、最初に単位が混ざった行や分数を逆にした行へ戻りましょう。答えの一覧なしで検算するガイドも、この習慣を発展させます。Eqoraは説明を求める際の学習補助にはなりますが、試験での自分の作業を代行するものではなく、正確さや成績の保証もありません。問題文、記号、仮定、最終結果は自分で確認してください。

今すぐ実践する
今日の宿題や復習リストから一問を選びます。まず自分で取り組み、考えが止まった箇所を確認するときだけEqoraを使いましょう。
- 解く前に、問題が何を求めているかを口に出す
- 理由を言えない最初の一歩を指し示す
- その一歩についてEqoraに的を絞った追加の質問をする
- 解答を見ない似た問題で締めくくる
学習の流れは、紙に答えがあるから終わるのではなく、やり方がより明確になったから終わります。
